シャガール展と下町散歩
今日は上野の森美術館で開催中の
シャガール展に行った。月曜日なので上野は空いていた。ナニゲに穴場である。“色彩のファンタジー シャガール展”、さすが色彩が見事であった。欲張って上野の森の紅葉も愉しむつもりだったのだが、残念ながらこちらの方はイマイチ。イチョウの大木も葉は未だに青々としていた。
上野の森を出て不忍池を散策。 余談だが、わたくし、不忍池界隈を舞台に展開する森鴎外の『雁』をついこの間読んだばかり。あの情景が目に浮かぶ。
弁天堂で お参りをすませてから旧岩崎邸庭園へ。
旧岩崎邸庭園には、1986年(明治29年)に完成した和洋ふたつの館が併置されている。旧三菱財閥の創始者・岩崎彌太郎の子息、久彌氏の邸宅であった。往時は15,000坪の敷地に20棟もの建物があったが、現在は書院造の和館広間と洋館、撞球室のみを残す。和館建設の棟梁は大河喜十郎とされる。
この味わい深い煉瓦塀は、旧岩崎邸庭園の各建物共々重要文化財に指定されている。なにせ、ここにあるすべてが豪華で貴重な文化財なのである。
その、豪華で瀟洒な洋館を見学し、和館部へ。広間には橋本雅邦の作と伝えられる日本画が残されている。橋本雅邦は、横山大観や川合玉堂(河合玉堂)等を指導したという日本画家。
座敷でお茶とお菓子をいただいた。
大邸宅というものは、部屋が広く、天井もとんでもなく高い。なので、ひどく底冷えがする。この座敷にはホットカーペットがあって、正直いってほっとした。お茶もお菓子も美味しゅうございました。
このあと、庭園と撞球室などを見学し、湯島天神へ。
湯島天神では菊まつり開催中。丹精の菊を見物。
湯島天神といえば、梅。
梅のマークがかわゆい。
湯島天神を後にして帰路につく。せっかくなのでアメ横に寄った。
いつ来てもにぎやかな商店街。季節感はない。 が、メロンやスイカの鮮やかな色彩に、さっき見たばかりのシャガールの絵を思い出した。早くもちょいと忘れかけていたんだけれど。
日中の営業時間を逃し、目当ての蕎麦を食い逃したことは残念だった。しかし、その他のもろもろ、美味しゅうございました。
以上。
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Comments
色彩の画家シャガール展いいですね。
そう言えば絵画の展覧会なんてずいぶんと行ってない様な。。。
湯島天神にアメ横。
こちらも色彩が綺麗ですね。
Posted by: どら猫 | 2007.11.14 21:39