お散歩
終了
アメリカ建国神話を、前作「天国の日々」の映像美もそのままにテレンス・マリックが描く。わたくしはちょっとアレなので、ポカホンタスとジョン・スミスの運命の恋を中心にしたストーリーはわりかしどうでもよくって、全編を通して描かれるきらめくようなアメリカ大陸の原風景が感動的だった。木漏れ日、木々のゆらぎ、波打つ草原、燃える夕陽。焼き討ちの炎さえも美しく、その悲しさが胸を打つ。人間って。。
先日、映画を観た帰り道ででっかい夕日が沈むのを見た。それはそれは美しく荘厳な光景だった。
平素めったにカメラを持ち歩かないのだが、この時ばかりはカメラを携帯していないことを後悔し、近いうちに必ず夕日の写真をとってやろうとその時決心したはずが、あっ!という間にすぐに忘れた。
何も書くことがにゃい。。そういえば、ここまでボロボロに泣いたのは『マイ・プライベート・アイダホ』『ブエノスアイレス』『藍宇』といったいわゆるゲイ映画。内容は悲恋である。オンナにとって男同士の恋愛物語は異文化なのでまだまだ比較的目新しく、異性間の恋愛物語よりも当事者の内外含めた障害が多い分だけせつない気分をより多く味わえるっていうことかもしれず。
ヒトを愛することを恐れてはいけないのだ。たとえ相手が男でも女でも。
とりあえず、これが私の感想ということにしておこう。