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2006.10.11

「やさしい嘘」(2003)

旧ソ連邦グルジアの、とある家族の物語

余談だが、わが家の地球儀にはまだソ連がある。。

祖母、娘、孫、三世代の祖国観を淡々と描く

やさしい嘘 デラックス版

祖母はパリで働く息子オタールからの手紙を待ちながら毎日を暮らしている。ところが彼が異国で事故死。いくら待っても手紙が届くことはない。娘と孫は祖母にその死を知らせずに、オタールに代わって手紙を書く。老母を悲しませないようにと嘘をつく娘。嘘の欺瞞を許せない孫。ある日手紙の不自然さと返信がないことに疑問を抱いた祖母は、疑問を解消すべく愛蔵の書籍一切合財を売り払って娘・孫と共にパリ行きの飛行機に乗る。

人生の多くを過ごした旧体制を懐かしむ祖母、挫折と喪失の果ての急激な変化にとまどい立ちすくんでいる娘 。自由な新世界に憧れる孫。 何のツテも計画もないまま異国で生きるしかない若者たちの姿にソ連邦崩壊後の現実を見たような気がしたし、それでも旅立つ時の孫の表情は希望に満ちていて、なんだか胸が熱くなった。

関連サイト
DVD発売元 TOSHIBA ENTERTAINMENT
やさしい嘘
http://www.toshiba-ent.co.jp/dvddetail/detail.cgi?=GNBF-7097
MoviePlus
今月の特集「ヨーロッパ映画」
http://www.movieplus.jp/special/detail/index10.html
作品詳細
  • 監督:ジュリーベルトゥチェリ
  • 出演:エステール・ゴランタン/ニノ・ホマスリゼ
  • 2003/フランス・ベルギー

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Comments

なんだか最近ビデオ観てないですね。。
いつも映画館とかの宣伝でこれ観ようと思うのですが、良く忘れてます。。。
この作品もその一つですね。
落ち着いたら借りて観てみようかな?

Posted by: どら猫 | 2006.10.11 at 19:42

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