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2006.09.08

書籍「minimal」谷川俊太郎

九月のネームカード

九月のネームカード

サイドバーにあるエキサイトネームカードには一言書く欄がある。ネームカードを活用しているワケでもなく、ただ貼ってあるだけなので空欄でもよいのだけれど、サンプルでは「よろしくお願いします」というような、いかにも名刺っぽい一言が書かれていたので、当初私もそれに習い、せっかくだから時節のご挨拶を記入しようかなと思っていた。しかし残暑見舞いの後は、たとえばどんな時節の言葉があるのか、とんと思いつかなかった。

そこで、夏と秋の間のどっちつかずの九月を規定の全角14文字以内で表すというのが今日のテーマ。なんという無意味なことをしているんだろう、私ったら。

夏の終わり秋の初め

で、四季を色で表わすと、春は青、夏は赤、秋は白、冬は黒。そして人生の四季を表現する言葉は、青春、朱夏、白秋、玄冬。

[photo]秋のセミ

で、どのあたりの季節にいるのかと自分に当てはめてみると、私は朱夏の終わりで白秋の初めあたりにいるんじゃないかな。。そういえば、かぎりなくどっちつかずで宙ぶらりんのところにいるなぁと常々実感している。不徳のいたすところだが、中途半端な点で九月と私は同じだ。昔のヒトはいいことを言ったものだ。

九月は作物の収穫が始まるけれど、台風シーズンでもあるしな。返す返すも昔のヒトはいいことを言った。実際、私はいまのところ人生における収穫というものを実感できず、ひそかに心中は嵐吹き荒れている。 「ココロが揺れる」とか「ココロがざわめく」どころではないのであって、もうたいへん。。

「minimal」 谷川俊太郎

そこで思い出したのが、谷川俊太郎の詩集「minimal」の『真昼』という三行一連の詩だ。 たぶん詩人の意図とは違うのだろうが、どことなく私の気分にピッタリ合っていた。特に後半部分が気に入っている。で、夏と秋の間のどっちつかずの九月と中途半端な自分の気分を重ねて表わす言葉をこのフレーズに決め、一言メッセージに記入したワケね。 けれど、この13文字には続きがある。 実はここがポイント。

背にかつて
愛だったものを
負って

minimal
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谷川 俊太郎 William.I. Elliott 川村 和夫
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[1]年々歳々」カテゴリの記事

Comments

釣りをやる自分にとっては9月はウキウキの季節ですね。
猫も寒くなってくるので甘えてきますし。。。


夏はあんなにベタベタしても嫌がったのに。。。

Posted by: どら猫 | 2006.09.08 at 20:04

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