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August 2005の8件の記事

2005.08.24

「父と暮せば」


この記事はお引越ししました。

http://wing55.littlestar.jp/irisox_diary/2007/08/post_5.html

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2005.08.21

「蜘蛛女のキス」

最近楽しいコトがないので、夏休みが終わったら早々にお芝居でも観にいこうかなと思い立ち、今からでもお席がとれる公演を物色していたところ、つねづね気になっていた出し物が。原作を読んだコトがあり、映画も観た。会場もまぁまぁ便利な場所だし、どうしたものか。

蜘蛛女のキス

いまなら若干お席に余裕があるようだ。主演の今村ねずみさん、山口馬木也さんのインタビューや映像も公開されていたので後で確認しなくては。

408760151X蜘蛛女のキス
マヌエル プイグ 野谷 文昭

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原作はマヌエル・プイグ。一時あたくしのブームだった。読み返す気持ちはいまのところわかないくらいせつない話だ。映画ではウィリアム・ハートの主演で、これまたせつなかった。さて、どうしたものか。

B000064OO4蜘蛛女のキス

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* * *

追記;9/13
0509_1710001熱演だった。今村氏お若い。客層もお若い女性の二人連れが多かった。
個人的には主役が美しいふたりである必要はないような気がする。むしろ、モリーナがもすこし奇怪なほうが。バレンティンは少しも政治犯にみえない。いや、映画の印象が強く残っているもので。ちょっと、アレかな?

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2005.08.18

「茶の味」

* * *

今日も30度を越すという予報。
けれどもむやみに暑い感じではなくなり朝夕は涼しい。早朝のウォーキングが日課になった。朝の外気は子供の頃の夏休みの朝を思い出させる。ラジオ体操、観察日記のためのあさがおへの水遣り。「涼しい内に宿題をやってしまいなさい」という母の声。なんだか昨日のコトのように鮮明だ。でも考えてみれば、当然あの頃の母は現在のあたくしよりもずっと若い。感慨深い。
日中の外出を避けて、昨日もDVDを観た。「茶の味」。詳細
2003/日


思えば昨年のカンヌ映画祭の始まりはこの映画の話題でもちきりだった。主演俳優や監督のインタビューや映像を見たものの、公開されても劇場に観にいかなかった。あたくしの中で日本映画はそういう位置づけになってしまった。そういうヒトも多いのではないかな。おかげでよい映画を見逃がす。あ、日本映画に限らずそうだな。だんだん映画館から足が遠のく。DVDは便利だ。経済的だし。

B0001X9D8Q茶の味 グッドテイスト・エディション
坂野真弥 石井克人 佐藤貴広

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ヒトは日常のなかでたえず気づき、感じ、考えるが、大部分はそのままどこかに忘れてきてしまう。それが無意識というものだ。けれども無意識は置き忘れられているだけで完全に失われているワケではない。人間に備わっている優れた才能は、忘れるというコトだと常々考える。同時に人間は、その忘れられた無意識を思い出す才能を併せ持つ。思い出されるモノとそうではないモノ。できればいいモノを思い出したい。
いいモノを思い出すためのスイッチ。この映画に出てくるおじいは家族にとってとびきり上等なスイッチになった。

思えばあたくしたちの思い出は刻々と失われまた生まれ続けている。時のかなたへ消え去る前に、よい思い出に変換していくなんらかの努力や取り組みがヒトを豊かに成長させるのかも。おじいも含め、この家族のひとりひとりは、そうした努力や取り組みなどによりそれぞれ(さっちゃんの場合は“宇宙規模”の)達成感を得た。

それが「茶の味」。

B00024Z6CG茶の味 Original Sound Track
サントラ LITTLE TEMPO 我修院達也

曲名リスト
1. 茶の味(Opening Theme)
2. ハジメ女性不信事件プロローグ
3. 三角定規のうた
4. ハジメ胸キュン(風Ver.)
5. ハジメ胸キュン(Vib Ver.)
6. ハジメ胸キュン2
7. 流星警備員ポーズ集
8. プールに浮かぶ幸子
9. アキラに「おめでとう」
10. 守山モリオ
11. あなたお湯ですね
12. 美子のイメージの世界 1
13. 山よ
14. 催眠研究所1
15. ハジメ胸キュン3(Little Girl Blue)
16. 催眠研究所2
17. おじいのやさしさ
18. 巨大幸子~ひまわり出現~ 2
19. 夕日のシーン
20. 茶の味(リトルテンポ&藤田陽子)
21. 茶の味(DUB)(リトルテンポ&藤田陽子)

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2005.08.12

ジョニー・デップの「ドンファン」

この記事は終了しました。

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2005.08.08

「フィッシャー・キング」

暑い日が続く。
昨年の夏はこれほど暑くなかった気がする。その前年はとても暑かった。その年、身辺でさまざまな出来事があり、あたくしはひどくまいっていた。あれからもう二年もたったのか。



じつは、本日でこのblogを始めてちょうど一年目だ。ほんの出来心で始めた。特に書きたいことがあったわけではない。それは今でも変わらない。だいたい日記なんぞは大嫌いだ。文章を書くというのも好きではない。blogはとても簡単にできるし、適正や能力に関係なくすぐ始めてしまえる。われながら、これはちょっと問題だと思う。blogを書き始めてから気づいたが、どんなつまらない記事でも公開してしまえば誰かの目に留まるし、それだけではなく検索エンジンによって保存される。なんて恥ずかしい仕組みなんだろう。それに気づいてから、しばらくはいろいろジタバタしていたが、訪問者が少ないのを幸いに、そのうちにこの恥ずかしさにすっかり慣れてしまった。

ふとした出来心からちょっとしたココロの重荷に。現在は、それが大荷物にならないように自粛する日々。うふ。

さて、ココロの重荷は誰にでもある。それが耐えられないほどの大きな荷物だったとしたら、あたくしたちはどうするだろうか。ひとりで抱え込んで苦しみ、あまりの重さに一歩も進めず戻れもしない。今日観たDVDは、互いに苦しみを背負っているからこそ魂に触れ合うコトができた人たちの話。ロビン・ウィリアムスが耐え難い悲しみや苦悩の中にあってもなお魂を輝かせ続ける、愛に満ちた男を演じていた。
1991/米

B0002J578Yフィッシャー・キング
出演:ロビン・ウィリアムス ジェフ・ブリッジス
監督:テリー・ギリアム

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2005.08.07

「最後の誘惑」

今週観たDVDは「最後の誘惑」。1989/米
日本ではさして大きな話題になった覚えはないが、キリスト教圏ではその宗教上の解釈について物議をかもしたらしい。そのためか冒頭で、原作からの引用の後にこのような前置きがされている。

この映画は聖書の福音書に基づくものではなく、この永遠なる魂の葛藤を、フィクションとして探求しようとするものである。



キリストが精神と肉体との間で苦悩する物語。宗教に関して無知で許容範囲もせまく、どうも理解力もないらしいあたくしにとっては、昨年観た「パッション」よりかはわかりやすかったように思える。ただやはり、この題材につきものであるところの“奇跡”については、どうしても納得しづらい。“預言”や“奇跡”や“復活”は、あたくしにとって、先日観た「ロビンフッド」と同様に伝承話にすぎない。この映画の場合はむしろ、目的達成のための“戦略”と解釈するのが一番理解しやすい。というか、あまり気にしないコトにする。

B0006HBM0O最後の誘惑
出演:ウィレム・デフォー ハーベイ・カイテル
監督:マーティン・スコセッシ

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この映画でのユダは革命家。絶対的な指導者を待ち望んでいるユダと実は絶対的な権力を夢みているキリスト。ふたりは互いに深い信頼関係にあり、ユダはキリストを理解したいと思い、キリストはそばにいて欲しいと望む。

ユダにとって救世主とは“奇跡を見せる者”ではなく“国を統一する者”。彼はおもに敵を殺すことで闘っている。力づくでもイスラエルの自由を獲得し、魂の自由はそれからだという考えだ。一方キリストは、イスラエルの民を力で解放したとしても魂を開放できないばかりでなく、ローマ人にかわって別の征服者が現れるだけだと説く。力で勝利を得ても体内の毒は残る。それを愛で断つ必要があると。体内の毒というのはたぶん憎しみかなと。で、今あるすべてを打ち壊し愛に満ちた新しい世界=神の世界を創る。といってもキリストは人間だ。しかも内面では精神と肉体との間で絶えず揺れ動き苦悩するひとりの男にすぎない。彼が神の世界を創るためには、神と人間を一体にしなければならない。そのためには死ぬほかはない。罪をあがなういけにえとして導く役割をユダにゆだねる。という流れ。よくわからんが。

最近観た映画や読んだ書籍の中で使われていた言葉が結構たくさんあった。そうじゃないかなとは思っていたけれども、元ネタは聖書というケースは多い。あの書物は人心に訴えるところが大きい。やはり、たいしたものだ。で、出演者はウィレム・デフォー(キリスト)、ハーベイ・カイテル(ユダ)、デビッド・ボウィも。あら?マイケル・ビーンも。気づかなかったが。音楽もかなり。原作:ニコス・カザンザキス。

で、タイトルの最後の誘惑というのはDVDをご覧下さい。

若い頃から私の悩み、また喜びと悲しみは、精神と肉体の間の飽くことのない苛烈な闘いから生まれてきた。私の魂は、その二つの力が衝突する戦場である。
ニコス・カザンザキス“キリストの最後の誘惑”より

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2005.08.03

7月度検索ワード

7月はメロメロパークのアイテム探しで里親さまのご来訪賜り、アクセス数はいまだかつてない数字を記録した。こんなのはアダム・クーパー以来。反面、個別記事の閲覧数は伸びず。ま、たいした話題はなかったし。やはり「大銀座落語祭」では話題が地味だったかな?ダンス、バレエの人気はすごい。ミュージカルも。そういえば、最近始まったライターさんのブログで、半月だけロンドンで上演された「ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリーインチ」の話題が。Bugs Under Groove「Shine/B284is」や「ブラスト!」などのお話も。こちらへ。

私的な記録で申し訳ないが、今月も検索ワードを。


7月の検索ワードベスト10



  1. 人生相談関連

  2. 熱海殺人事件

  3. エデンの東

  4. 星の王子さま

  5. 芙蓉鎮

  6. メロメロパーク

  7. さらば箱舟

  8. 星のクライマー

  9. 藍宇

  10. 愛と幻想のシルフィード

ブラウザ



  1. Internet Explorer 6.0

  2. Mozilla 1.7.8

  3. Safari

  4. Internet Explorer 5.5

  5. Mozilla 1.7.10

OS



  1. Windows XP

  2. Windows 2000

  3. Macintosh

  4. Windows ME

  5. Windows 98


-AskJeevesJapanというのは一体?

追記;ファイルサイズのチェック

チェック結果
評価 B
合計 60617bytes
予想表示時間 8.66秒程度
コメント:特に問題はありません。

Organic HTML

2005080401

歩【83】pt
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2005.08.02

「25時」

言いたくはないが、暑い。
先週からセミがなきはじめた。あまりの騒音に腹立たしくなる。だが、セミの短い一生を思いやると、“うるさい。黙れ!”とはいえない。彼らもそれなりにいろいろ大変なのだ。24時間なき続けてもまだ足りないくらいだろう。昨夜観たDVDはスパイク・リー監督の「25時」。詳細
2003/米



麻薬の売人が逮捕され、収監までの24時間。彼の選択肢は三つ。

  • 服役する

  • 逃亡する

  • 自殺する


彼はまず犬を連れ、生まれ育った街を眺める。それから母校に行き、親友と会って今夜の約束をし、父と食事をする。昼の街が彼に与えたすべて。少年時代の栄光と友情。肉親の愛。それらは同時に屈折と挫折、怒りと憎しみを彼にもたらした。いわば、分岐点。こうして7年間の服役=人生の終わりに向け、身辺整理をしてゆく話。あの犬が出てきた時点で「アモーレス・ペロス」を思い出してしまった。単純すぎるあたくし。余談だが。ちなみに、24時間のあとの1時間はあり得ない時間。あり得ないが、確かに存在する時間。ゼロ・アワーとか。なんっちって。。

B00014N7N225時 スペシャル・エディション
原・脚デイヴィッド・ベニオフ 監督スパイク・リー
エドワード・ノートン フィリップ・シーモア・ホフマン

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このDVDには本編のほか、監督、原作者で脚本家による2本のコメンタリーが付いている。9.11以後のNYを描きたかったそうだ。特典映像にはグラウンド・ゼロ/9・11跡地風景も収録。

お気に入り場面



  1. 犬が虐待されている音声からクレジット映像

  2. 朝の風景、タグボート

  3. 親友に殴らせた後の無音声

  4. 刑務所までのドライブ中の幻想シーンとナレーション

*memo*
“悪くなるものは悪くなる”、“失敗する可能性のあるものは、失敗する”というのがマーフィーの法則。
“民主主義国の間では戦争はない”というのがドイルの法則。

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