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2005.07.09

「人間の土地」サン=テグジュペリ著

ここしばらく「星の王子さま」に関連し、サン=テグジュペリの著作を読み返した。たぶん、手元にあるのはこの「人間の土地」が最後。

英語のタイトルは「風と砂と星と」。だから、「星の王子さま」に解説はヤボだと思う。なぜならこちらの濃密な一冊にすべてがつまっているから。あたくしにとって、これはかなり役に立つ哲学書。訳者も寄稿者もかなりほれ込んでいるもよう。古臭いと称すヒトもいる堀口大學訳だが、原書を読めないあたくしにとって、この訳者あってこその「人間の土地」。ありがたくもたいへん味わい深い。

世にも現実的な書であると同時にまた、最も深遠な精神の書でもある「人間の土地」は、必ずや読者の心に、自らの真実、自らの本然に対する<郷愁>をふるいおこし、生活態度に対しよき影響を与えずにはおかないと訳者は信じるものだ。原著は一九三九年発行された。(訳者あとがきから引用)

装丁は宮崎駿。また氏は、「空のいけにえ」という一文を寄稿している。

人間の土地 (新潮文庫)

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