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2005.06.23

「エデンの東」ジョン・スタインベック著

今朝もいつものように時計代わりにラジオを聞くとも無く聴いていた。切れ切れに。ジーコだとかペレだとかいう話だった。そういえば、何日か前にウチのオトコ達が夜中にTVを観て、盛り上がったり盛り下がったり大騒ぎしていたな。サッカー界でナニがあったのか何にも知らないけれど。というか、あたくしったら世の中のコトは知らないみたい。多くのヒトが主に話題にしているコトを中心に、まったく知らないようだ。なぜだろう。

だいたいその「世の中」って何だろう。

で、そのジーコとかペレの話というのは彼らの地元での評判のハナシ。有名人ってつらい。地元での評判や人気度を、遠い異国の地で、ほぼ全国放送のラジオで話題にされてしまうなんて。ま、そんなコトは本人は知らないだろうが。って、彼らの地元がどこなのかも知らないんだ。とほ。

なぜ、興味がないサッカーのヒトの評判が気になったかというと、昨夜から読み始めた「エデンの東」の最初の章で、たまたまこんな一節を読んだばかりだったから。アメリカ創成期に、インディアンの暮らす地にやってきたスペイン人についての文章。日本語版翻訳権独占 早川書房 と書いてある。2005年版。

次に、非情なスペイン人が新天地の探検に来た。これは貪欲な現実主義者で、その貪欲さは金か神に向かったから、ある者は宝物を掻き集め、ある者は魂を掻き集めた。

で、そのサッカーのヒトの地元での評判なんだが、片方は稼いだ金を貯めこむばかりなので評判がよくない。もうひとりの方は、稼いだ金を社会的に還元するような社会貢献が認められていて評判がすこぶるいい。後者が信仰に厚いかどうかはしらないが。というコトで、今朝のラジオが聞き流せなかったというおそまつ。。

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