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2005.05.22

「日本は、本当に平和憲法を捨てるのですか?」C・ダグラス・ラミス著

ここ二年ばかりワケあってしばらく世事から遠くはなれ、夢の世界で遊ぶ習慣ゆえに、TVを観ず、新聞も読まず、ニュースには嫌悪さえおぼえご無沙汰だった。そんなときに、どこかで小耳に挟んだ「自衛隊派兵」。さらに「軍法会議の必要性」というフレーズ。目が覚めた気分でございました。

あたくしが「霞を喰って」生きている間にあの「平和憲法」は改憲されてしまったのか。日本は、あの「第9条」をとうとう手放したのかと、びっくりした。で、毎朝お世話になっている物知り博士のおねいさんに、「第9条はなくなったんすか?」とお訊ねしたところ、「ナニおばかなコトいってんの!」とまた叱られまちた。そんな時に、このような本に出会った。

1945年に生まれた「新しい憲法」が、日本国民のみならず世界の人々にとってどのような意味を持つのか。というところから語り始め、この憲法が現代の国際情勢の中にあって「非現実的」であると「改憲」を挙げる者たちに「現実」を説くために「歴史」を語る。「歴史」が「現実」を物語っているからこそ生まれた「第9条」なのだと、以前は子供でも知っていた事実を述べ、この尊い宝(第9条)が失われてしまうのは日本にとって、世界にとって悲しいコトだと結ばれる。まるで絵本や童話のような一冊。「語り継ぎ」「忘れず」「大切にしたい」という願いを感じる一冊。

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